はじめに
こんにちは!マイケルパパです!
私は10年間電力会社の技術職として勤務してきました。配電部門というところに所属しておりましたので今回は配電部門のお仕事内容をご紹介したいと思います!
「停電が起きたらどう対応しているの?」 「普段はどんな業務をしているの?」 「危険なの?忙しいの?」 こうした疑問は多いものの、ネット上には断片的な情報しかありません。 そこで、この記事では、配電部門で約10年働いた経験をもとに、仕事内容・働き方・やりがいを“現場目線”で解説します。
ちなみに私は入社して数年は現場事業所で現場作業や停電対応といった業務を経験した後に本社で企画業務等を経験してきました。
配電部門とは?
配電部門は、発電所で作られた電気を変電所から家庭・企業へ送り届ける“最後の区間”を担当します。 いわば、電気のラストワンマイルを守る仕事です。
配電部門の特徴
- 生活に直結するため責任が大きい「停電対応」など緊急業務がある。
- 技術・安全・判断力が求められる。
- 電柱、変圧器、開閉器、配電線など、街中にある設備のほとんどが配電部門の管理対象です。 普段は目立ちませんが、社会インフラを支える“縁の下の力持ち”と言える。
主な仕事内容
配電部門の仕事は多岐にわたりますが、代表的なものを紹介します。
- 停電対応
- 落雷・倒木・車両事故などで停電が発生した際、原因を特定し復旧作業を行います。 停電は時間を選ばないため、深夜や早朝に呼び出されることもあります。私も落雷や倒木で停電が発生した際は深夜や休日に緊急対応が入り、現場で復旧作業に従事した経験があります。お客様に電気を送り届けるという使命感のもと必死に復旧作業に取り組みました。もちろん緊急で稼働した場合は、その分の対価・手当てをいただいておりました。
- 電力供給のための配電設備構築
- お客様から電気使用申込みが来た際には、新たな配電設備を構築し、電気を供給する必要があります。その配電設備を構築するための設計業務を行います。
- 設備点検
- 電柱・変圧器・開閉器などの設備を定期的に点検し、異常がないか確認します。 点検は地道ですが、事故を未然に防ぐための重要な業務です。
- 設備更新の設計業務
- 老朽化した設備を更新・改修するための計画を立てます。 設備の寿命、故障リスク、コストなどを総合的に判断し、更新時期を決め、更新・改修工事の設計を行います。
- 系統連系業務
- 太陽光発電などの再エネ設備を電力系統に接続(系統連系と言います)するための事前審査を行います。 負荷計算や系統状況の確認など、専門知識が求められる業務です。実際に私も系統連系業務を担当し、太陽光発電の接続審査や負荷計算を行っていました。特に申請件数が多い時期は、負荷計算に追われる日もありました。
- 工事立会
- 施工会社が行う工事に立ち会い、安全管理や作業内容の確認を行います。 現場での判断力が求められる場面も多いです。また、工事現場を確認することで設備を見る目を養います。
配電部門の1日の流れ
配電部門の1日は、事務作業と現場作業がバランスよく混ざっています。とある1日の流れをご紹介いたします。
- 8:30 朝礼・安全確認
- 9:00 メール確認、工事計画の調整
- 10:00 現場へ移動(点検・立会い)
- 12:00 昼休憩(気になるお店でランチ)
- 13:00 設備更新工事の設計業務
- 15:00 施工会社と打合せ
- 17:00 事務処理・翌日の準備
- 現場事業所では、現場に出ることが多いため、翌日の現場の場所を確認し、効率的な足順(現場を回る順番)を考えていました。行きたいお昼ご飯のお店に合わせて足順を考えたりもしていました笑
やりがい
配電部門の魅力は、地域の生活を支えている実感が得られることです。
- 停電復旧後の達成感
- 台風等で大規模停電が発生し、電気を復帰させた際には地域住民から「ありがとう」と感謝されることも多々ありました。電力供給という巨大インフラを支えるというやりがいは、電力会社ならではのものだと思います。
- 街に残る設備を構築できる
- お客様に電気を送り届けるためには、配電設備である電柱や電線がなくてはなりません。その配電設備を構築するのが配電部門の仕事でもあります。自分で構築した設備がお客様に電気を届け、いつまでもその街に残り続けるというのは非常に達成感があります。
大変なところ
配電部門はやりがいが大きい一方、負荷のかかる場面もあります。例えば、先ほど書いたとおり停電対応は時間を選ばないことが挙げられます。また、安全管理が厳しいことも挙げられます。工事を行ううえでは、どの企業も同じですが、常に安全最優先でなければなりません。間違った手順で作業を進めると感電や怪我に繋がってしまうかもしれません。そのため、事前の作業内容の確認や危険ポイントの抽出は欠かすことができません。
配電部門に向いている人
- コミュニケーションが取れる
- 安定志向
- 技術に興味がある
- チームで動くのが好き
まとめ
配電部門は、電力会社の中でも“生活を守る最前線”です。 責任は大きいですが、その分やりがいも大きい仕事です。 この記事が、電力業界を目指す方や、配電部門に興味がある方の参考になれば嬉しいです。


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